1/24 若い人のための日曜日の聖書 年間第三主日 マルコ1:14-20

「私たちは、400周年を越えてマルグリットに続きます!」

私共の修道会の創立者、聖マルグリット・ブールジョワの祝日から気が付けば十日も経っていました。何度も書かせていただいたことですが、昨年のこの日、1月12日から今年の同日までが、マルグリットの生誕400周年でした。一昨年末に、このために作ったポスターを修道院のあちこちに掲示していたので、これをはがさなくてはなりません。ちょっと、さみしい気分でした。

そしてふと思いついて、貼る機会のないまま残ってしまったポスターを使って、「私たちは、400周年を越えてマルグリットに続きます」という掲示を作ってみました。ちょっと気分が晴れました。

そして、マルグリットの娘にしていただいてよかった、と心から思えました。

400周年を最初に計画したように祝えなかったことは残念だったけれど、神様のお望みも、創立者の願いも、私たちがここに、「残念」という気持ちに留まることではないはずです。

先週に引き続き、福音箇所は、イエス様の言葉掛けによって、弟子たちが弟子になっていくシーンです。

「わたしについて来なさい。人間をとる漁師にしよう」。

この言葉は、漁師であったシモンとアンデレとにどのように響いたのでしょう。

ヤコブとヨハネは、どんな気持ちで父親を残していったのでしょう。

この時点ではこの4人に、「残念」という気持ちがあったようには読み取れません。

やがてイエス様が逮捕されたり十字架に付けられて亡くなった時には、「残念、漁師のままでいればよかった」と思ったかもしれません。しかし一瞬そうであったとしても、それに続いた復活という大きな出来事のうちに昇華されてしまったことでしょう。そうでなければ、全世界を目指す宣教活動に邁進していけたはずがないからです。

「わたしについて来なさい。人間をとる漁師にしよう」。

主よ、私の心の中にももう一度この言葉を響かせてください。あなたが私の名を呼んで、キリスト者にしてくださった日のこと、さらに修道生活に呼んでくださった日のことを思い起こして、新しい一歩が踏み出せますように。この年になって、やっと、あなたの子どもであり、マルグリットの娘であることが理解できてきた私といつも共に歩いてください。    (Sr.斉藤雅代)

 

≪聖書箇所≫ マルコ1:14-20

ヨハネが捕らえられた後、イエスはガリラヤへ行き、神の福音を宣べ伝えて、「時は満ち、神の国は近づいた。悔い改めて福音を信じなさい」と言われた。
イエスは、ガリラヤ湖のほとりを歩いておられたとき、シモンとシモンの兄弟アンデレが湖で網を打っているのを御覧になった。彼らは漁師だった。イエスは、「わたしについて来なさい。人間をとる漁師にしよう」と言われた。二人はすぐに網を捨てて従った。また、少し進んで、ゼベダイの子ヤコブとその兄弟ヨハネが、舟の中で網の手入れをしているのを御覧になると、すぐに彼らをお呼びになった。この二人も父ゼベダイを雇い人たちと一緒に舟に残して、イエスの後について行った。

元のポスター。桜の聖母学院高等学校の卒業生のデザイン。

桜の聖母学院中学高等学校の在校生デザインのクリアファイル

マルガリタ幼稚園の園児の絵を用いたクリアファイル