5/21 若い人のための日曜日の聖書 主のご昇天の主日 マタイ 28:16-20

「変容プロセス委員会」、ときいて、皆様はどのようなものを思い浮かべるでしょうか。

私たちの修道会は、2021年の夏、コロナ禍のさなかにZoomで総会を開きました。これは5年に一度と決まっているので、バチカンから特別の許可をいただいて、Zoomでいたしました。その時に決まった「総会方位」の中に「自らが変容されることを望みます」という文言があり、今年に入ってから、各管区・地区からの代表者で構成される変容プロセス委員会ができました。この委員会では、私たちが総会方位を生きるために、段階を踏んで「自らの変容」に至れるように、祈りや振り返り、分かち合いのチャンスを提供してくれています。

確かに、総会で決めただけでは、日常生活に紛れて、変容どころか自分自身に凝り固まって終わってしまいそうです。

コロナ禍が明けて外出する機会が多くなり、教会も修道会もまさに変容の時だと強く感じています。どちらも高齢化の影響を強く受けています。

私も、この聖書エッセイのタイトルを「若い人のための」から「熟年のための」とか「シルバーのための」に変えようかしら、と時々思います。

でも、「いやいや、せめてイエス様にお捧げした心だけはいつも若く瑞々しくいたい」と願い、換えないでいます。

「わたしは世の終わりまで、いつもあなたがたと共にいる。」

ご昇天のイエス様、永遠のイエス様が、私たちの限りある「今」を支えてくださっています。この世にどのようなことがあろうと、イエス様はいつも私のそばにいてくださる・・・こんなに希望と勇気をいただける言葉はありません。

この言葉に支えられて、このささやかなエッセイ、何度も何度も「もうやめよう」と思ったエッセイを、もう少し続けられそうです。

イエス様、もっとあなたがそばにいてくださることを感じさせてください。私が鈍感になりませんように。

≪聖書箇所≫ マタイ 28:16
(そのとき、)十一人の弟子たちはガリラヤに行き、イエスが指示しておかれた山に登った。そして、イエスに会い、ひれ伏した。しかし、疑う者もいた。イエスは、近寄って来て言われた。「わたしは天と地の一切の権能を授かっている。だから、あなたがたは行って、すべての民をわたしの弟子にしなさい。彼らに父と子と聖霊の名によって洗礼を授け、あなたがたに命じておいたことをすべて守るように教えなさい。わたしは世の終わりまで、いつもあなたがたと共にいる。」