5/31 若い人のための日曜日の聖書 聖霊降臨の主日 ヨハネ 20:19-23

誓願更新の前晩の祈り

誓願更新!

私たちシスターは、「シスターとなるお約束」、貞潔、清貧、従順の三つの約束を、共に暮らす姉妹たちに見守られて、神様の前で誓うことでシスターになります。

この誓願は、最初の内は1年ずつ立て、やがて時が来ると終生誓願を立てる、という仕組みになっています。

若い人たちに分かりやすく言うなら、同棲や婚約を経て、正式に結婚するようなものですね。

しかし、終生誓願を立てた後、何も区切りがないと、私のように弱い者は、いつの間にか惰性で生きているようになってしまいますから、1年に一度、この誓願の恵みを思い起こすために、誓願を更新します。

私たちの修道会では、それは、5月31日の「聖母のご訪問の祝日」に立てることが望ましい、とされているのですが、今年は、この日が日曜日になり、さらに聖霊降臨(復活祭の6週間後)にあたりました。

実は、私たちの修道会の創立者マルグリット・ブールジョワは、聖母マリアの2つの姿から多くのインスピレーションをいただいています。

ひとつは、若い妊婦の身でありながら、親戚のエリサベトを訪問する聖母の姿。

もうひとつは、復活と昇天の後、弟子たちと共に聖霊降臨を待ち望んだ姿。

今年は、日付けの上では、「ご訪問」と聖霊降臨が重なる、という珍しい年になりました。

そして、サレジオ会の神父様の御厚意により、この誓願更新を、例年と同じように、ごミサの中で立てられることになりました。

姉妹たちの喜びはひとしおです。

今回の福音箇所では、家の戸口に鍵をかけて、おそらくは「イエス様と同じように逮捕されたらどうしよう」「まだ死にたくない」などと思っていた弟子たち(聖書には書かれていませんが、カトリックの信仰によるなら、マリア様はその中に共にいらして、弟子たちを励まそうとしていらしたに違いありません。)に、イエス様があらわれて、息を吹きかけてくださいます。

イエス様、今の私たちはこの時の弟子たちのようです。

感染したら、させたらどうしよう、第二波が来たらどうしよう、と恐れて閉じこもっています。

正しい「恐れ」と対策はもちろん大切です。

今はまだ、「閉じこもる時」かもしれません。

でも、せめて希望は失いたくない、あなたが聖霊を送って、私たちと共にいてくださることを信じさせてください。

そして、SNSを使って、手紙や電話を使って、だれかを訪れ、励ますマリア様のような存在にどうかさせてください。

(Sr.斉藤雅代)

 

≪聖書箇所≫ ヨハネ 20:19-23

その日、すなわち週の初めの日の夕方、弟子たちはユダヤ人を恐れて、自分たちのいる家の戸に鍵をかけていた。そこへ、イエスが来て真ん中に立ち、「あなたがたに平和があるように」と言われた。そう言って、手とわき腹とをお見せになった。弟子たちは、主を見て喜んだ。イエスは重ねて言われた。「あなたがたに平和があるように。父がわたしをお遣わしになったように、わたしもあなたがたを遣わす。」そう言ってから、彼らに息を吹きかけて言われた。「聖霊を受けなさい。だれの罪でも、あなたがたが赦せば、その罪は赦される。だれの罪でも、あなたがたが赦さなければ、赦されないまま残る。」