12/25 若い人のための日曜日の聖書 主の降誕の祭日 ルカ 2:1-14

あと数時間後には、ここにイエス様が!

12月24日土曜日の寒い朝にこれを書いています。
TVでは、数日前から「クリスマス寒波」とのことで、北海道や東北、北陸の大変な様子が伝わってきています。
この地方の方々は、どうやってクリスマスのごミサに与るのかしら、と心配になりました。

一方、ウクライナの人々も、電力の乏しい中で、攻撃の標的となる恐怖におびえながら、クリスマスを迎えているに違いありません。

クリスマス停戦は、夢のまた夢でしょうか。ロシア正教もウクライナ正教も、カトリックも、同じ救い主の誕生を待ちわびているのに。

外は寒くても、暖かく安心安全な修道院の中でクリスマスを迎えられることが、とても申し訳なく思えてしまいます。

ふと「靴屋のマルチン」の話を思い出しました。

私はマルチンの行為のひとつもできません。
せめて今日1日、心穏やかにすべきことを果たし、世界の平和のために祈り、クリスマスのごミサの準備に励みたいと思います。
調布修道院では、新館建築とコロナ禍を経て、姉妹以外の方々をお招きしての夜半のミサは、5年か6年ぶりです。

曇りのない気持ちでいうことは難しけれど、やはり小さな声でも言いたいです。

皆様、主のご降誕おめでとうございます!

 

≪聖書箇所≫ ルカ2:1-14

そのころ、皇帝アウグストゥスから全領土の住民に、登録をせよとの勅令が出た。これは、キリニウスがシリア州の総督であったときに行われた最初の住民登録である。人々は皆、登録するためにおのおの自分の町へ旅立った。ヨセフもダビデの家に属し、その血筋であったので、ガリラヤの町ナザレから、ユダヤのベツレヘムというダビデの町へ上って行った。身ごもっていた、いいなずけのマリアと一緒に登録するためである。ところが、彼らがベツレヘムにいるうちに、マリアは月が満ちて、初めての子を産み、布にくるんで飼い葉桶に寝かせた。宿屋には彼らの泊まる場所がなかったからである。
その地方で羊飼いたちが野宿をしながら、夜通し羊の群れの番をしていた。すると、主の天使が近づき、主の栄光が周りを照らしたので、彼らは非常に恐れた。天使は言った。「恐れるな。わたしは、民全体に与えられる大きな喜びを告げる。今日ダビデの町で、あなたがたのために救い主がお生まれになった。この方こそ主メシアである。あなたがたは、布にくるまって飼い葉桶の中に寝ている乳飲み子を見つけるであろう。これがあなたがたへのしるしである。」すると、突然、この天使に天の大軍が加わり、神を賛美して言った。
「いと高きところには栄光、神にあれ、地には平和、御心に適う人にあれ。」