昨日午後、調布修道院の建設現場で、墨出しの確認がありました。
墨出しとは、「建築家が作成した図面を、実際の現場に原寸サイズで書いていく作業のことで、ミリ単位のズレも許されないという、建築現場において最も重要かつ精密さが求められる作業の一つ」(https://www.at-genba.com/contents/text/c135/より)なのだそうです。
この記事をアップしている私は、ちょうどこの前段階の「地盤改良工事」の時に修道院を留守にしていたのですが、スコップが入らないくらいまで固くされた地盤に杭が整然と打たれていました。そこをメジャーで確認していく作業を間近で見せていただいたのですが、何メートルもの距離を1ミリの狂いもなく測量し杭を打っていく作業の緻密さに感嘆させられました。
だって、子どもの頃の工作や洋裁の裁断で、わずか数十センチの紙や布地でも簡単に数ミリは狂ってしまう体験がありませんか。もちろんよい工具があるのでしょうが、墨出し大工さんたちのお仕事に心から感謝し拍手を送ります。