昨年夏から始まった、旧修道院の解体工事。その中で、いくつかの私たちにとって大切なものを、監督さん方は丁寧に保存されるよう計らってくださいました。
まず、ステンドグラス。これは、専門家の手で修復されて、12月に新しい聖堂に入る予定です。
そして、旧聖堂内陣の大きな木の十字架と、重い大理石のマリア像。
十字架は、元学生寮だった友愛の家、今はCND宣教センター「友愛の家」の階段踊り場に仮に設置されていました。これは、この11月12日にまず取り付け位置と方法を確認した上で、19日に再び聖堂の中に掛けられました。
また、旧修道院の裏手のジャンヌ・ル・ベル棟の廊下の突当り、という申し訳ない場所にしか保管できなかった大理石のマリア像は、20日に石屋さんと監督さん方の手で丁重な上にも丁重に運ばれ、素晴らしい場所にお納めすることができました。
十字架もマリア像も、「もの」ではありますが、長年シスターたちが捧げてきた祈りがこもって、内側から輝いているようです。
これで、新しい修道院がいっそう修道院らしくなりました。
設置に関わってくださった方々に心から感謝です。