8月9日の夜から、16日の朝まで、調布共同体のシスターたちは、そろって丸六日間の黙想を行いました。
今年は、創立者聖マルグリット・ブールジョワ生誕400周年の年で、これを記念して、各地の管区・地区から委員の姉妹たちが集まって独自の黙想プログラムを作りました。マルグリットとともに、この危機的状況の地球上で新しい修道生活を目指す黙想です。
マルグリットが、私たちに残してくださった手記の中で、この世界、この地球を神様のお作りになった「庭園」に例えたことから、この黙想は、次のように構成されています。
序 マルグリットとともにもう一度庭園を生き生きとするよう招かれて
第1の段階 庭園を観想する時
第2の段階 私たちの庭園の土壌を調べる時
第3の段階 種を蒔く時
第4の段階 収穫を待つ時
各段階ごとに行う「はじめの祈り」で、実際に種を蒔いたり、畑の実りをお捧げしたりと、象徴的な行為をとることで、いっそう深く祈りに入れるよう組み立てられていました。
そして、祈りと小グループでの分かち合いを交互に繰り返すことによって、祈りの内容が深く心に刻まれるよう、さらに、共同体として黙想の実りを確認し、実行できるような配慮がされていました。
黙想を終えた調布の姉妹たちは、今、まっさらな心で、これからどのように地球を大切にしながら宣教していくかと、熱く燃えています。